Felis Catus のペットフードレポート



ペットフードには本当は何を入れているの?

 日本の経済が豊かになり、動物を飼われるご家庭が急増し、ペット産業も大きく躍進しました。その中でも、誰でもが気軽に安価で購入出来る出来るという消費パターンも手伝って、ペットフードの売上高は向上しています。
 私の家の近くにもありますが、量販店などでも多種多様のペットフードがずらっと並んでいます。その中からひとつ手に取って見てください。材料リストがラベルに書かれているはずです。
あなたはそれを見て、“ペットフードにはどんな物が、どんな風に使われているの?”なんて、考えられた事ってありますか?
この章では、
「@フードに含まれる食品添加物 A素材には何が使われているの? B素材や加工法によって変わる栄養素 Cフードに含まれる危険な材料 Dフードに含まれる隠れた化学汚染〜食物連鎖汚染のプロセス〜 E蓄積する毒素 Fそれらの食材で動物の健康を守る事が出来るか? Gそれらを一生食べ続ける動物達 Hペットフード協会、ならびにフード業界への願い…」の9本立てでまとめてみました。



@フードに含まれる食品添加物

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ペットフードに限らず、我々が口にするものの多くに、食品添加物が使われています。
食品添加物とは、味を良くしたり、長期保存を可能にしたり、美味しそうに見せるため着色したりする物です。
某月刊誌に連載されておられるある有名な獣医師さんに言わせると、「最近のペットフードの質はかなり良質であり、各社競って作っているものが多いので、そんなに神経質になる事はないだろう」と言われていますが、私はそうは思いません。
 今現在市場に出ている化学物質は、驚いた事に全国で7万種類もあります。
ペットフードに含まれる食品添加物の中で、最も種類が多いのは「合成調味料」で、これらは殆どテストを行っていないのに安全だと言われています。そしてこれらは「人工調味料」という、総称でペットフードに加えられていてラベル表示でも時々見かけます。そしてこの粗悪な人工調味料は、動物が食べるペットフードに加えられる場合は、食品医薬品局の許可を受ける必要がありません。
この7万という数字は1989年の時点です。その後毎年3千もの新しい物質が導入されているそうです。
1990年の時点で動物に癌を引き起こすかどうかテストされているのは、その全体総数の7万に対し、3%だけです。そしてその半数以上が発癌能力がある事が解っています。


「おまけ 〜フードに含まれる食品添加物〜 蘭子の独り言」
 最近色んな事を調べたり考えたりしていると、昔の事を良く思い出すのです。
子供の頃母親に「そんなんようけ食べたら癌になるで!」(京都生まれなもんで、関西弁…!)なんて、良く言われてました。(笑)
駄菓子屋さんとかに売られていたあの楽しそうなお菓子類の着色の事、思い出すのです。
 個々の基準の高さは別として、人間に使用するものは一応全て検査があります。
しかし、動物の位置付けはまだまだ低いのが現状で、ペットフードに良く使われる添加物群の中でも紹介していますが、長靴やゴム製品を固めるのに使用される保存料もペットフードには幅広く使われています。自分には駄目で動物には良いのか?嫌ですよね。そんな事って。



A素材には何が使われているの?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 さて、第二に私が警鐘したい、このフードに使われる材料の事です。
私達が日頃、口にする食用肉の流通は、調べずともある程度推測が出来ます。
しかし、動物達が食する為の、安全性の高い「食用肉」って、あるのでしょうか?
 序文3でも書いたとおり、ペットフード業界は人間用食品業界から出る「残余物」で成り立っています。
「4D材料」という言葉があります。この語源は@Dead(死んでいたり)ADying(死にかけていたり)BDisabled(不具だったり)CDiseased(疾患であったり)する組織を持つ産業動物をペットフードに材料として使われる時に指す言葉です。勿論これらは人間用への使用は禁じられています。
そして人間が食する事が認められない部分の残余物は副産物や廃棄物という総称で呼ばれ、ペットフードの重要なタンパク源として供給され幅広く使われたり、再利用として肥料などになるか、ゴミとして廃棄処分を受けています。
 副産物とは一体どんなものかと言いますと、牛さんなら人間の為に解体されたその残りの牛皮の粉や結合組織、臓器、ひずめ、そして乾燥した血管。鶏さんなら、羽根の粉や爪、その他の動物の排出物、等を表す「種々の食肉業界副産物」と呼ばれるものの中に含まれている事は、多くの人が気づいていません。
この事はアメリカフード業界内部からの暴露本などでも世間の知れる所になりました。


「おまけ 〜素材には何が使われているの?〜 蘭子の独り言」
 間の食品となる物には、厳格な基準があり、衛生面でもきちんとした清潔な設備の中で製造されているか、含まれる食品添加物には危険なものは無いか、等、こまかくチェックされ、そしてその食品には何がどのように使われて居るかを明記しなければなりません。
しかし、動物用の食品には、このような厳しい審査や基準は無く、ラベル表示には、何がどのように使われて居るか?などの表示をする必要もなく、そのフードに含まれる、粗タンパクがなん%、粗脂肪がなん%…という、表示だけで販売する事が出来、また多くのフードにはそのように書かれています。
上述に書いた食材は確かに蛋白質の含有量を押し上げはします。人間の髪の毛だって含有量を押し上げるのですから。しかし、これらの食材が動物の健康を守るのに有効な優れた栄養素だとは思えません。


B素材や加工法によって変わる栄養素
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ペットフードメーカーは各社コンピューター技術を駆使し、その個体種が必要とする栄養基準が満たす事、もしくは上回る事を基準とし、ペットフードを作る事に多大な努力をはらっています。
しかし、多くのペットフードの場合商品の長期保存を可能にする為に、長時間高温殺菌処理されていて、そうした場合蛋白質の生物値(生物値というのはアミノ酸の構成比で体の組織を作り上げて行く蛋白質の基礎の単位です。)は、大半が長時間高温殺菌処理され完全調理済みになる事で、破壊され、ビタミンやミネラルも失われてしまいます。
そして蛋白質の種類によっては熱が加わる事によってある種の糖質と結合し、生体内の消化酵素では分解出来ない化合物を形成してしまいます。
 メーカーはこの失われたアミノ酸やビタミン、ミネラルを人工的に添加して販売する訳ですが、この様々な栄養素は陳列されて居る間にも材料の中に含まれる隠れた化学汚染物質などとの相互作用によってさらに悪い状態になって行く訳です。


「おまけ 〜素材や加工法によって変わる栄養素〜 蘭子の独り言」
 これらのフードの事は一般に「ジャンクフード」と呼ばれていますが、このジャンクフードの怖さはまだまだあります。それは下の章で書かせて貰いますが、完全に調理された食材が良くない事の代表的なひとつとして、有機的なキレートが欠如しています。
有機キレートはその素材となってくれる生命体そのものが長い歳月をかけて、進化し続けもっとも自分の健康堅持の為に有効なキレ―トを気の遠くなるような長い歳月をかけて作り上げられてきた素晴らしい構造です。しかし人工的に作られたキレートミネラルでは化学的見地から見る場合、基本形態は完全であるかも知れませんが、自然な食材などの場合に存在する複雑な有機構造には勝てません。
まさに生の食材の素晴らしさはここにあるのです。

Cフードに含まれる危険な材料
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 フードに含まれる危険な食材の代表的なものといえば、やはり「4D材料」や「農薬を使った土壌で栽培された作物」などや「各種の添加物」です。
4D材料で言いますと、P・Fマックガーグル獣医学博士の数々の調査や研究の報告によると、畜殺場廃棄物(4D材料=畜殺場に着くまでに死んでいたり、具合のよろしくない{何かの疾患に罹患している場合}産業動物の組織)を動物に食べさすと癌や変性疾患に罹患する率が高くなると結論を出し、廃棄物の中にはカビの生えたり悪臭の漂う腐った加工済みの食肉くずだけでなく、癌になってどうしょうもなく酷い状態のものも含まれていると報告されています。
また、これらの廃棄物(4D材料)はホルモンレベルが高く、その要因として4D材料の中には、動物実験でラットに癌を発現させるのと同じくらいの高いホルモンレベルに匹敵するくらいの高いホルモンレベルを含んでいます。何故なら、食材となる畜産動物の成長を促進し早く商品として市場に出す為に、常時において成長促進剤、ホルモン剤、抗生物質等が投与されているためです。
そして雌牛の腺の廃棄物や胎児の組織が原料に使用されている肉粉をペットフードに使っている為です。これらはいづれもホルモンレベルの高い部分ですから。
 猫はホルモンに対し、極めて感受性が高く、これらの原料を素材として使われているペットフードを食べますと、かなり過酷な影響を受けます。
ですのでペレット(雄の仔牛を太らせたり、鶏を去勢したりするのに使われる小丸薬)等は、極微量でも猫には有害だという訳です。
※おかしな臭いのするフードがあるのはこの為です。
※脂肪は殆どの場合、人間が消費するのは認められない部分から摂った動物性脂肪です。これらの脂肪の場合、腐っている可能性もあり、この状態で摂取すると腐った脂肪は身体の中の組織から必須ビタミンを失わせる原因となります。すなわちこれらの脂肪を摂取すると有害な訳です。



Dフードに含まれる隠れた化学汚染〜食物連鎖汚染のプロセス〜
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 意図的に人間が添加する化学物質以外にも、勝手に入り込んでくる隠れた化学汚染があります。
これは何もペットフードに限られた事ではありません。今や食物連鎖の汚染は増大する一方です。
これらも特に動物達に与えるダメージは過酷であり、数々の変性疾患の主とした要因になっています。
〜食物連鎖の汚染プロセス〜
始まり◆早く見栄え良い作物を栽培する為に用いられる「農薬(農薬残留物を含む)」
途中◆これら作物を栽培するのに用いられる「除草剤」「殺虫剤」「殺菌剤」
途中◆これらを給餌される畜産動物に投与される「抗生物質」「成長促進剤」「ホルモン剤」「精神安定剤」「その他の薬」
仕上げ◆これらの畜産動物が食肉加工された後に添加される「数々の化学物質(保存料や、着色料、その他添加物)」
動物達が直面している化学汚染の問題はまさに4重な訳です。これに後、畜産動物の飼育環境や作物栽培の環境そのものが汚染されているとしたら考えただけでも恐ろしい構図です。


E蓄積する毒素
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 健康な動物は私達人間も含め、食事内容に含まれる全ての物を、身体全部の組織を使い、必要なものだけ取り入れて、不必要なものは身体の外へ放出するような仕組みに出来ています。肝臓は解毒(ろ過)を似ない、腎臓はそれらを巡回させ、数々の免疫系達がある種のビタミンや酵素と関連し正常な代謝メカニズムを機能させてます。
しかし、動物が食べる食材の中に有害であったり不必要なものやが多く含まれているとしたら、動物はせっかく身につけている、有効かつ必要なエネルギー(酵素やビタミン等)を使って、有害な化学物質で有れば有るほど、その有害なものを体外へ放出するために、エネルギーを一生懸命使い戦わなくてはなりません。そして、それが肝臓で解毒ろ過出来ないような成分を含むものであったら、動物達は組織内に蓄えなければなりません。蓄積された毒素は身体の中に残存し続け、組織内の正常な機能を妨害し様々な疾患を引き起こす原因となります。



Fそれらの食材で動物の健康を守る事が出来るか?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 これら食材をどのフードメーカーが使っているかを特定するのは難しく、事態はどこまで悪くなっているかを掴むのは安易ではありませんが、フードメーカーは日々変動する市場から低コストで仕入れられ、消費者に安価な価格で供給出来るように単に努力をしているに過ぎないのかも知れません。
しかし、テストの済んでいない危険な合成化学物質の使用は動物達だけでなく、人間にとってもよくありません。そして高度に加工され変性汚染したこれらを原料に含む食材に対して、動物達が生涯健康で居られる事に期待を持つ事が出来るでしょうか?
冒頭でもお話しているように、現代猫の様々な疾患の要因に一役かっていたとしても不思議な事ではありません。



Gそれらを一生食べ続ける動物達
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 近年の猫や犬は恐らくその大半がペットフードを食べていると思います。そしてここに来て特に腎臓や肝臓の機能が悪い兆候にある子達が目立ちます。
上述でもお話しているように、腎臓や肝臓は特に重要な機能を果しており、食物から摂った様々な物質を、解毒、ろ過、巡回、排出する非常に重要な役割を担っています。腎臓はひとつの部分が破壊され正常な機能を果さなくなってもまだまだスペア部分があり、表面上に腎臓が悪くなっている諸症状が出てくるまでかなり時間を要する訳です。それゆえに諸症状が出てき始めた時点でかなりの範囲に渡り、腎臓の機能は破壊されている訳です。
その時点で慌てて治療をしても、破壊された大部分を抱え、また正常な部分がどれだけ残っているのか、その残された正常な部分でどのくらいの機能を果すのかによって様々な食事内容制限されるのです。そして動物用医薬品でもこの「食品添加物やその他有害物質を取り除く薬」として活性炭の代替薬も近年になり発売されました。腎臓機能の根本的治療がかなり難しい今の日本の獣医療では、進行を遅らせる処置以外に取れる処置はないのです。<BR>そうなる前に、あたなが正しい知識を身に付けていれば、何てことはないのです。
今一度、動物達もまた人間達も医食同源である食生活の大切さをじっくり見直す必要性があるのではないでしょうか。



Hペットフード協会、ならびにフード業界への願い…
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 我々でその個体種が必要とするエネルギーの換算やその他のバランスを考える事はそう簡単な事ではありません。それゆえに消費者にとってとても便利で有り難いペットフード。
フード業界そのものが悪いわけではなく、只単に安価で消費者に提供する事が出来るようにと努力してくだすっているだけなのかも知れません。(そりゃ、安価な方が有り難いですが)しかし、まだまだ多くの人が「フード業界は人間の食品業界からの残余物で成り立っている」という事を知らない方(知らないというか考えてもみなかったとういか(^^;))も大勢居られます。
でも我々飼い主はわずかばかりのお金を惜しんだりはしません。もともと生涯どんな事があっても連れ沿って行く大切なパートナーです。その大切なパートナーに、安全無害な食材を使った栄養価のバランスの取れた、新鮮で完全無添加のフードを是非とも作って頂ければ、この上ない幸せです。




蘭子からのお知らせ   

このフードの悩みコーナーはもう少しバージョンアップを考えていますので、
もう少し増えると思うのですが、皆様どうぞ宜しくお願いしますっ!(ぺこり)
  by蘭子


オーガニックライフ top